人狼LIAR 物語モード
EP #00~#16 の
全体ステージ構成、あらすじは
以下になります。
第一章 ”異端の神々”
EP:00_酒場にて_
EP:01_サン・バルテルミの炎上_
EP:02_95箇条の論題_
EP:03_地動説_
EP:04_シャンパーニュの大市_
EP:05_サン・ピエトロ大聖堂プラン変更_
EP:06_プラハ窓外放擲事件_
EP:07_旧市街広場の公開処刑_
第二章 ”ネクロポリスの聖母”
EP:08_ヴァルトブルク城にて_
EP:09_レパントの海戦_
EP:10_レヒ川の戦い_
EP:11_リュッツェンの戦いI_
EP:12_リュッツェンの戦いII_
EP:13_サン・ピエトロ大聖堂、完成献堂式典_
EP:14_ネクロポリスの聖母I_
EP:15_ネクロポリスの聖母II_
EP:16_プラハ城での決戦_明日への希望
第一章 ”異端の神々”
EP:00_酒場にて_
フランスの城下街、とある酒場にて
仕事を終えた男たち、年配の夫婦、一見貴族風の紳士などが
それぞれの宵のひとときを愉しんでいた。
酒の杯を運ぶ女給を目で追っていたのは
フランスの宰相、リシュリューの身を潜めた姿だった。
彼はフランス国王シャルル九世の命を受け、
侍女にふさわしい女性を
スカウトするために来ていた。
カレンは没落貴族の血を引いていたが、
今は生活に困窮し、女給をしていて
リシュリューの申し出を迷いつつも受けることにする。
母カレンの帰宅を待ちわびていたケインは
城での仕事が決まったとの母の知らせに
『これで食べ物に困らないで済むね』と喜ぶのだった。
EP:01_サン・バルテルミの炎上_
サン・バルテルミの祝日にパリにて
フランス国王の妹とプロテスタント貴族との結婚式が行われた。
そこで参列者を狙った狙撃事件が起こる。
フランスではここ数年 国教のカトリック派
に対しプロテスタント勢が対立し
流血を伴なう事件が度々起きていた。
国王は反乱の勃発に取り乱し、王妃はこれを
機にプロテスタント派の容疑者全てを捕らえ
処刑しようとするが
パリ市内ではプロテスタントの一般市民の
暴動も連鎖して起こっていた。
城で侍女として働いていたカレンは 王妃
マリー・ド・メディシスに嫌疑をかけられ
拷問の末、クマの姿に変貌させられる。
一方、テンプル騎士団に見習い入団していた
ケインは 他の騎士たちとともに市内の暴動の鎮圧に向う。
街では“J”と呼ばれる野獣の戦士が
跳梁していてなすすべもない。
騎士団の仲間とともに暴動の一夜をなんとか生き延びたケインは
道端に倒れ瀕死状態の少女を発見する。
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EP:02_95箇条の論題_
テンプル騎士団に保護された少女サキは
サン・バルテルミの争乱で両親とはぐれて
しまい、騎士団の拠点の 修道院に引き取られていた。
プロテスタント派 創始者の
マルティン・ルターは
その修道院の経営にも関わっていたが
カトリック教会の司教たちが 私腹を肥やし
贅を尽くし サン・バルテルミの
暴動のきっかけにもなったとして、95箇条にわたる論題を突きつけ
改革案を検討する公会議を行うよう迫る。
会議は開催されたが、召集された者の中に
人狼が紛れ込んでいるとの情報が入った。
EP:03_地動説_
サキの暮らす修道院を、天文学者で国の監査
委員も勤めるガリレオ・ガリレイが訪れた。
ガリレオも修道院の経営に関わっており
定期的に来訪していたが、自分で開発した
高性能の望遠鏡を用い 月や金星を修道院の者たちと一緒に観察した。
月のクレーターを見て一堂は驚き、
ガリレオはそこから導かれる
”地動説”という考えがある事を説明する。
カトリック教会は 神秘的な天動説から、
科学的な地動説を人々が信じるようになると
教会の威信が危うくなると危惧し
ガリレオを異端審問に呼び出し忠告を与える事を決定した。
審問会議にはケプラー、コペルニクス
そして占い師のジュリアも列席し、地動説の
信憑性について激しく意見が衝突した。
EP:04_シャンパーニュの大市_
フランス北東部、シャンパーニュ地方で
二カ月に一度の大規模な交易市が開かれていた。
イタリア商人のもたらす香辛料、染料、
医薬品、宝石、絹織物、北欧・ロシア産の羊毛、毛皮、蜂蜜、ニシン、
木材、卑金属類などのDIY材料、生活用品、
そして地元と周辺地域の野菜、魚、生鮮食品、ワイン、ビール、ウォッカ等が
一堂に取引され、地域一帯の商人、問屋、加工業者、
さらには大道芸人、見世物師、物乞いなども集まってきていた。
母カレンが行方不明になり 失意の中、見習い騎士として
忙しい日々を過ごしていたケインだったが、
久しぶりの休暇をカトリーヌ、キョウコらと
ともに市場で買い物や食べ歩きなどをして楽しんでいた。
テンプル騎士団のトミー、サキ、ガリレオの
娘のチェレステは市場にそれぞれ出店
していて、入団体験会やヤギの絞りたての
ミルクなどを提供していた。
カトリーヌたちが通りかかりトミーらは
休憩時間に抜け出して行動をともにし、
一行はキョウコの幼馴染のケイラに出会う。
ケイラの誘いでキョウコは一緒に路上ライブを行う展開となり
息のぴったり合ったダンスを見せるのだった。
EP:05_サン・ピエトロ大聖堂プラン変更_
サン・ピエトロ大聖堂は老朽化のため1000年
ぶりに 再建計画が進められていた。
それはカトリック教会の威信を賭けた
前例のない大規模な工事に拡大していて
その大掛かりさ故に計画は頓挫し進んでいなかった。
計画推進梃入れのために著名で有能な芸術家のミケランジェロが
新しい設計主任として着任した。
ミケランジェロは前任のサンガッロの設計を
大幅に見直し、壁を取り壊すなどの大胆なプラン変更を提案した。
プラン変更会議の警備をテンプル騎士団の
面々が受け持っていたが、その身の回りの
世話係で大聖堂を訪れていたサキは
不思議な呼び声に誘導され、ミケランジェロの代表作
“ピエタ”の前に導かれる。
その荘厳さにサキは言葉を失い、激しい既視感に襲われる。
EP:06_プラハ窓外放擲事件_
敬虔なカトリック派である王位継承者、
フェルディナント二世がボヘミア王に即位した。
フェルディナント二世はプロテスタント派への弾圧を宣言、
これに憤ったプロテスタント派貴族たちは
プラハ城襲撃を計画、不穏な噂の絶えない
騎士団“DIOR”の暗殺者を雇った。
DIOR所属のケイラとハヤテが襲撃部隊に加わり、城に乗り込んできた。
一方プラハ城の警護にはテンプル騎士団の面々が徴用されていたが、
ケイラはカトリーヌとケインのディフェンスをものともせずにねじ伏せ、
キョウコとの一騎撃ちとあいなる。
そこでキョウコがかつてDIORに所属していたことが明らかになる。
互いの技の特性を知っている両者は激しく
火花を散らし、一進一退の攻防となるが
キョウコは得意のムチの連続技でケイラを追い詰める。
ケイラは切り札のライオネル化を実行、
野獣に姿を変え 桁違いのパワーで暴れ回り、城のホールは崩壊し
顧問官と書記は窓から放り出された。
ケインたちは生命からがらなんとか逃走する。
EP:07_旧市街広場の公開処刑_
プラハ城を襲ったプロテスタント反乱軍の
動きを牽制しようとフェルディナント二世は
プラハ近郊の白山に集結していた反乱軍の軍勢に向け、
ベルギー出身のティリー伯率いる皇帝軍を派遣し制圧する。この一連の
騒動でプロテスタント反乱軍の貴族、騎士、市民など47名が捕縛され、
旧市街広場で処刑されることとなった。
戦闘に関わったカトリーヌ、キョウコ、
ケインたちも捕まりフェルディナント二世の警護をしていたと言い張るが
聞き入れてもらえず、絞首台に揚げられそうになる。
遂にケインの首に縄が懸けられそうになった
その時、一頭の野獣が現れ、ケインたちの縄を食い千切った。
体の自由を取り戻したキョウコは
漸く駆けつけたルターから 取り上げられて
いた武器のムチを受け取り、反撃に転じる。
_第一章おわり。_
第二章 ”ネクロポリスの聖母”
EP:08_ヴァルトブルク城にて_
ルターはカトリック教会から破門され 要注意人物として
マークされる立場になっていた。
追っ手の目をかいくぐりザクセン選帝侯のフリードリヒ三世の
援助を受け ヴァルトブルク城にて極秘裏の活動をしていた。
それは新約聖書の市民向けの翻訳で
識字率の低い市民に聖書の教えを広め 啓発し、
決起を促す内容だった。
ヴァルトブルク城から程近い谷あいにはDIORの訓練所があり
その谷は先史の時代から 人狼発祥の地と噂されていた。
谷あいの集落に 人狼に詳しい老婆が住んでいて、
獣化してしまったカレンはそこに身を寄せ 生き長らえていた。
ルターのもうひとつの活動は、人間が人狼化するメカニズムの
解明であったが、それにはガリレオも協力していた。
カレンは獣化する自分の体の血をルターに採取され、
解析の結果を、生き長らえる一縷の望みにしていた。
新月の晩にだけ カレンの体は何故か人間に戻るので、
新月の晩ごとに城を訪れ、カレンはルターに
早く人間に戻りたい、 ケインに会いたいと懇願するのだった。
EP:09_レパントの海戦_
東地中海に進出してきたオスマン帝国軍は
スペイン南部の旧グラナダ王国のイスラム教徒を支援していた。
これがカトリック教会の支配をおびやかすと判断した
教皇と司祭、神聖ローマ皇帝は マルタ騎士団、
アロイス騎士団などの協力を取り付け、艦隊を編成し
ギリシャのコリント湾近海のレパント沖で
両軍の艦隊は交戦状態となった。
大砲の激しい打ち合い、互いの艦に乗り込んでの斬り合いの末、
双方の司令官も戦死する。 クジラの集団の体当たりなどの
ハプニングも起き、両軍のガレー船はことごとく沈没し
船に潜んでいたネズミが泳いで沿岸の街に上陸、
飲み水や食料庫などのライフラインを汚染し
街に伝染病が蔓延していった。
EP:10_レヒ川の戦い_
プロテスタント支持を掲げるスウェーデン軍は ライプツィヒの
北方に進軍し、 ティリー伯率いる皇帝軍との戦闘が起きていた。
拠点のマルデブルクでは籠城戦が長引き、両軍の物資、食料が
底をつき、一般市民や地元貴族の家への押し入り、略奪、
強制接収が行われ、一般市民の皇帝軍への反発感情は高まる。
レヒ川を挟んでスウェーデン王のグスタフ・アドルフと
ティリー伯の率いる皇帝軍は交戦状態に突入、
スウェーデン軍は100門の大砲を一斉砲撃し
ティリー伯は致命傷を負う。 スウェーデン軍は人狼兵を投入し
先陣を切らせ、レヒ川を次々と渡河し 皇帝軍を圧倒していった。
食料、物資が不足し、兵たちは体調不良を訴える者が続出、
風土病が広まり、多くの兵が落命していった。
そして補給を手伝っていたサキ、チェレステも体調を崩す。
EP:11_リュッツェンの戦いI_
フェルディナント二世は皇帝軍の再編成をルターと
テンプル騎士団に依頼した。
そこでキョウコは知り合いのある人物と連絡をとり
三ヶ月で4万人の兵を集める。
フェルディナント二世は喜ぶが、集められた兵の実態は
元敵軍で寝返ったもの、元オスマン兵、そして囚人や奴隷
商人から買い集めた者、全く訓練されていない一般の農夫
なども多かった。
マリー・ド・メディシスは人狼兵の調達や 自らの保身のため
カトリック派とプロテスタント派の間を行き来し、それぞれの
軍の編成にも関わっていた。また情報漏洩工作等も行っていた。
皇帝軍は体勢の立て直しに成功し、スウェーデン軍の強襲にも
平然と対処していた。
この状況にドイツ辺境の諸侯たちは 皇帝軍支持に傾いていく。
両軍は相手の裏をかくつもりでそれぞれステルス体勢で
移動していたが 図らずもドイツ中央東部、
ライプツィヒ郊外のリュッツェンで鉢合わせとなった。
霧で視界が閉ざされる中、激闘の末 スウェーデン王
グスタフ・アドルフは致命傷を受けて…
EP:12_リュッツェンの戦いII_
王を失ったスウェーデン軍は 手持ちの人狼兵を全て投入し、
決死の突撃で皇帝軍を圧倒する。
戦いの主導権を奪われ、ほぼ潰走状態になってしまった
皇帝軍の惨禍の中で、サキは奮い立った。思いもよらぬ姿に
変化し、一堂は驚く。 しかしそれも束の間、皇帝軍は
自軍の大砲も回収できないまま 敗走に転じるしかなかった。
さらにガリレオの娘チェレステも 意識不明の重体となる。
王を失いスウェーデンでは若き女王、クリスティーナが即位し、
宰相のオクセンシェルナが政権を補佐する形となった。
EP:13_サン・ピエトロ大聖堂、完成献堂式典_
ミケランジェロの尽力もありサン・ピエトロ大聖堂は遂に完成し
献堂式典が行われた。
キョウコの秘められた出生の秘密が明かされ
祝宴の舞いをキョウコは奉納する。 建前上ではカトリック支持を
表明している、 招待客の各国の大使も、様々な憶測を
巡らせていた。
祝言を述べるガリレオは、地動説について言及しないよう
カトリック教会から釘を刺されていたが、スピーチの最後に
『それでも地球は動いている』と発言し 場内は静まり返る。
その直後に大地震が起こり 大聖堂の床に亀裂が走り
地下迷宮=”ネクロポリス”の入り口が口を開けた。
EP:14_ネクロポリスの聖母I_
ネクロポリスの探索に、神聖ローマ皇帝
フェルディナント二世は数回におよび探索隊を派遣したが
誰ひとりとして帰還しなかった。
ルターはテンプル騎士団のメンバーに ネクロポリスの探索を
指示した。カトリーヌは探索に行ってもよいが ルターは
自分たちの味方か敵なのかはっきりするよう詰め寄る。
ルターは、今までもこれからも信頼の置ける仲間だ、
と告げ カトリーヌは涙する。
歴代のローマ教皇が葬られているネクロポリスに足を踏みいれた
一行を、まず出迎えたのはリザードマンの一個小隊だった。
厳しい戦いをくぐり抜け、さらに先に進むと
なんとそこでケイラとDIORの一隊と遭遇する。
ケイラはグスタフ・アドルフの弔いだと言い
ライオネル化し、カトリーヌたちの行く手を阻む。
ケイラとキョウコの生命懸けの一戦が繰り広げられるが
遂に決着がつき、一行はさらに一歩奥に踏み込む。
そこで待ち受けていた人物とは…
そこにガリレオが剣を携えて現れる。
フェルディナント二世は 赤い壁の力でライオネル化し、
ガリレオを殺そうとするが、ガリレオの持つ”パウロの剣”が
フェルディナント二世の体を貫く。
ライオネル化したフェルディナント二世は驚異的な生命力で
ガイウスの勝利碑の裏側にミケランジェロが極秘に設けた
抜け穴から大聖堂の礼拝堂をくぐり抜け、
主ドームの天蓋の上に駆け昇った。
そこで獣の咆哮を挙げると、サンピエトロ大聖堂ファサードの
13使徒の石像が目覚め、ローマ市内の七つの”バシリカ”から
光が集まり、フェルディナント二世の体は包まれた。
EP:16_プラハ城での決戦_明日への希望
シチリア島のエトナ山が噴火し、大聖堂、ローマ、ボヘミア、
ザクセン、プロイセン、ネーデルラント、フランス、スペイン、
ヨーロッパ全土が噴煙に包まれ、噴石が降り注いだ。
壊滅的な被害が広がる中、手負いのフェルディナント二世は
プラハ城に立て篭もった。リシュリュー、オクセンシェルナ、
クリスティーネ女王らが集まり説得を試みる。
一方、マリー・ド・メディシスは
プロテスタント派の反乱軍に捕らえられる。
ガリレオとルターは、”ラザロの復活”の伝承に乗っ取り
サキを目覚めさせる儀式を行おうとしていた。
プラハ城での最終決戦の決着は
果たして…?
_第二章おわり。_
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